竜卷 蓍那

たつまきめどな
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【名前】竜卷 蓍那-タツマキ メドナ-
【性別】♀
【年齢】11
【性格】一人称:私、二人称:貴様(等)・お前(達)・苗字、名前呼びなど。
慈悲深く、そして冷徹な人物。自分の〝国〟と〝民(家族)〟の幸福な未来の為ならばどんな手段も厭わない。〝民〟以外の人間を心から一切信用することはなく、〝民〟以外はすべて自分にとって都合のいい道具か邪魔な存在という認識でしかない。〝力〟こそがこの世を支配する絶対なものにして真理であると信じて疑わず、そして自分は世界をひれ伏すだけの強大な力を持っていると思い込んでいる。

時折自身が抱える孤独感や不安感、そしてこれまで自分が行ってきたことの罪悪感を思い出して、精神が不安定になり、急激に甘えん坊になったり我儘になって駄々をひたすらごねる様子が確認される。この時の彼女は年相応のただの少女にしか見えず、普段から見せる威厳や高圧的な態度は何処にも見当たらない。

幼少期(5〜9才)から〝兵器〟として世界各国の戦地で夥しい程の戦果と死体の山を築き上げた今の彼女には最早人間としての倫理観と常識は持ち合わせていない。ましてや同郷である日本人が普通に生活をしていて当たり前に得られるような〝日常〟すらも彼女は体験したことがない。
【容姿】身長152.6cm。ふたつ編みにした髪を輪のようにして後ろで纏めている。髪色は深い水色。瞳の色は赤く、眼光はやや鋭い。男物の服装を好む傾向があり、黒や白といったシンプルな色合いの服を着ていることが多い。だいたいが弟(兄)である菖斗が持っている服をそのまま自分でも着ている為、容姿に対して服のサイズがやや大きい。
【生命】5【理性】5
【特徴】
【夢追い人】彼女はその理想の果てに何を手にするのか。人間性を捨てたその心にはどんな誘惑や威嚇なども通用しない。【理性】-3

【感知機能】彼女は危機的状況における勘が非常に鋭い。それは時折未来予知に匹敵する程である。加えて視野がとても広く戦況の把握と分析に秀でた才覚を持っている。【理性】-3

【高嶺の花】彼女は生まれながらヒトを惹きつける『何か』を持っている。【理性】-1

【異端者】彼女は常識から外れた生活を長く送っていた為、その倫理観もヒトの常識からはかけ離れてしまっている。故に多くの者に疎まれ、彼女もまた周りの人間たちを信用しない為、結果人間関係に軋轢が生じてしまう。【理性】-1
【富豪の血】金は腐るほどある。しかしその金の多くは強奪した金や口では決して言えないような手口で手にしたものが殆どである。【理性-1】

【専門知識(戦場)】彼女は人間兵器として多くの戦場をこの目で見てきた。その経験から敵がどのように攻めてくるのか、使用している武器や人数、そして司令塔が誰なのかも大方予想することが出来る。また脳内で戦場をシュミレートしていつ、どのタイミングで、どの能力を使用すべきかも判断することが出来る。【理性-1】

【高潔の鎖】彼女は気高く、そして高慢である。その威光がある限り、彼女は『彼女らしさ』を保つことが出来る。【理性】+2

【癇癪の鎖】彼女は時折溜め込んだ不安感や孤独感に押し潰されて情緒が不安定になる。この状態になった彼女は普段なら絶対に見せないであろう程に甘えん坊になったり、ものすごく我儘になったりする。酷い時はその日いち日中ずっと癇癪が続くこともある。だがどんなに酷くても翌朝にはけろっとしていて普段通りの振る舞いを見せて何事もなかったかのように平然としている。そして癇癪時の記憶を尋ねられても全くの無反応を貫き通す。【理性+2】

【双子の鎖】竜卷 菖斗-タツマキ アヤト-とは双子の関係である。しかしどちらが先に生まれたのかその記録が残っていない為どちらが姉なのか兄なのか、それとも妹なのか弟なのか本人たちも知らない。だが、本人たちはそれを上手く利用して本人たちが都合がいい時にどちらかを名乗るようにしている。因みに普段は蓍那が〝姉〟菖斗が〝弟〟ということにしている。そして彼らの絆もまた歪かつ強固なもので最早それは共依存とも呼ぶべきものとなっている。運命共同体な彼らはきっと何処までもずっと一緒に居続けようとするだろう。たとえそれが死後の世界であったとしても。即ち、二人のうちどちらか片方が死んでしまえばもう片方も後を追うことになるということだ。【理性+2】

【贖罪の鎖】彼女は■■■■■に対して謝り続けなければならない。彼女は■■ブキ■イ■■■との記憶を断片的に思い出していくことでその日一日は頭痛から解放され、自らの特徴を使うことが出来る。……?……■■■■郎とはいったい、誰のことだ?そんな人間の名前を彼女は知らないし、会った記憶も無い。だがしかし、何故だろうか、胸の、もっと、もっと奥底がどうにもなんだか痛くて、苦しくて仕方がない。【理性】+4

【能力】汎用型№044_《愛国》

ヒューマン・プラスペラティ

【発現条件】
このヴィジョンは愛国心もしくは人類へ献身的な意志を強く持つ者を宿主として発現する。
【基本性能】
このヴィジョンは能力者にしか視認できない。浮遊する巨大な何かであり、触れる事も言語活動も出来ない。
【特殊能力】
宿主の半径50m以内の自然物を人工物へと作り替える。質量を変える事は出来ない為、作りたい人工物の質量の分だけ自然物が必要となる。また、作り替えた人工物は元には戻らない。

【使用技】
『〝ZONE〟』《-ゾーン-》
汎用型ヴィジョン、ヒューマン・プラスペラティを呼び出し半径50mを武装国家『シュトルム』の保有領土とする。そしてその領土に無断で土足で足を踏み入れてしまった愚かな〝侵略者〟は彼女の情け容赦のない〝裁きの一撃〟を受けることになるだろう。
『鉄血の女神は涙しない』《-ズィフォイド・レイン-》
半径50m内の自然物を細い針のような剣状の突起に変換して領土内にいる敵に情け容赦のない鉄針の雨を降らせる技。但し、小回りが効かず、味方を巻き込む恐れと自分自身の上空には針を落とせない為、普段は敵が密集している際にこの技を使う。
『絡み狂う赤い糸』《-ブラッディ・ヤーン-》
半径50m内の自然物をピアノ線のような細く硬い金属製の線に変換して領土内に侵攻してきた敵の身体を切り付ける、若しくは切断する攻撃。足元の草木から変換させることは勿論のこと、空気から粒子を変換させて不意に鋼鉄の糸の罠を張り巡らせることも可能である。そして技名の通り、一瞬でその糸を赤くさせることができるだろう。

『????????』《-????????-》
彼女が繰り出す技の中で一番迫力があり、絶対的自信がある、いわば『必殺技』と呼ぶに相応しいもの。現在この場での公開は控えるが今後のストーリーの展開によってはこの技のお披露目される日もきっと来るだろう。


【備考】
​─────彼女はひと呼んで『歩く武装国家』

〝武装国家『シュトルム』〟の現女王にして最高権力者。

武装国家『シュトルム』は世界一小さな国であり、世界一強大な兵力を持つ新興国。だがまだその存在は誰にも知られていない。

〝平穏な日常〟とは〝幸せな日々〟とは何か、その答えを求めてひたすらに侵略と破壊を繰り返す、ひとりよがりな侘びしい女王様。弟(兄)である菖斗以外の人間を一切信用しておらず、精神が不安化してしまった時は普段の10倍増しで暴君と化す。しかしこの行為は彼女が心の平静を保つための1種の自己防衛本能であり、これを行うことで翌朝にはいつも通りの彼女が平然とした姿で君臨している。

彼女のヴィジョンである『ヒューマン・プラスペラティ』が持つ能力の範囲は半径50mまでである。この範囲こそが彼女が自分の国の領土だと主張する範囲である。つまり、彼女の周り〝半径50m〟こそが彼ら竜卷キョウダイにとっての〝理想郷〟であり安寧の地なのである。

ヒューマン・プラスペラティ

№044_愛国

【発現条件】
このヴィジョンは愛国心もしくは人類へ献身的な意志を強く持つ者を宿主として発現する。
【基本性能】
このヴィジョンは能力者にしか視認できない。浮遊する巨大な何かであり、触れる事も言語活動も出来ない。
【特殊能力】
宿主の半径50m以内の自然物を人工物へと作り替える。質量を変える事は出来ない為、作りたい人工物の質量の分だけ自然物が必要となる。また、作り替えた人工物は元には戻らない。

”JUNK HEAD”エンディング曲「人類繁盛」
2021/3/9
2021/5/11