鬼灯学園の白昼夢

「どうも。こんばんは。今日はいい夜ですね。きっと星も綺麗なんでしょう。ほらあそこの一等星とか。どうして分かるかって...?ふふっ。乙女は秘密を明かさないものなのですよ。」
【名前】秋菊 薄荷(シュウギク ハッカ)
【性別】女
【年齢】18
【性格】温厚で理知的。誰にも分け隔てなく礼儀正しく接し手を差し伸べる。淑やかな生き字引でありその控えめな距離感と物言いはインパクトがないはずなのに誰もがそれにひかれてやまない。
だが、彼女だって普通ではない。彼女は探している。己の自立の為に。己の過去のために。それらの視力を失った今でもその容姿を、声を、匂いを、性格を忘れたことは無い。まるで恋する乙女のようにどこまでも執心しており、どこまでも卑劣な感情を抱いている。きっと彼女がその人物を見つけた時には彼女は彼女ではいられない。
【容姿】白髪のボブで、青い目をしている。俗に言うアルビノと言うやつだろうか。だがその翡翠のように緑がかった青い瞳はもう機能していない。ただ彼女の感情を表して動くだけの飾りである。その癖によくメガネをかけている。
服装はしょっちゅう変わる為に不定である。その服装に好みと言えるような規則はなく、俗な流行誌には追いつけないような圧倒的なオシャレをすることもあれば、常人では理解できないような奇抜な格好をすることもある。
身長は145cmと小柄である。また体型も標準からはやや痩せ気味でありどこか虚弱そうである。
【生命】2【理性】4
【特徴】
夢追い人(－3)
忍の心得(－3)
感知機能(－3)
ただし視力は0
高嶺の花(－1)
虚言の虜(－2)
専門知識(－1)
毒物や凶器の使い方などと言った人の殺し方
脆弱な糧(＋3)
黄泉還り(－3)
狂人の鎖(＋4)
彼女がずっと探し続けている人物にであったその場合には命をかけようとも、何を失おうとも殺しに向かわなければならない。
贖罪の鎖(＋4)
探さなければならない。毎日毎時毎分毎秒。
アイツラを。
運動の鎖(＋2)
彼女は体力が低い。決して日常生活に困る訳では無いが戦闘だなんてすればすぐにばててしまう。
眠りの鎖(＋2)
眠ることが怖い。ただ、それだけ。
【能力】№096＿自立
メリッサ
【備考】
彼女は多彩であった。...が常に2番であった。何をやっても2番手。常に1番に届かなかった。料理も裁縫も勉学も運動も。ストレスだけが1番だった、心労だけがトップクラスであった、精神の磨耗が最高点であった。どれだけやってもアイツは自分の1歩前を進む。どれだけ前に進んでも掴めない霧のよう。私がアイツに負けているわけが無い、私がアイツに劣っているわけが無い。お父さんもお母さんも私を解放してくれない、離してくれない、許してくれない。まだ、未熟だって。まだ、出来損ないだって。
自由なんてなかった。
...塗料を橋の影で吸うまでは。
彼女は全てを失った。もはや1番でもなければ2番にすらなれない。
だけども、自由になった。お母さんもお父さんも何も言わなくなった。何も喋らなくなった。もう怒られなかった。もう何も強いられなかった。
だから、もっと塗料を浴びた。死ぬほど頭が馬鹿になって世の中の全てが全部ダメになってどうにでも良くなった。これで自由のなるというのだから笑える。記憶があやふやで心臓が飛んだり沈んだりを繰り返して頭がめちゃくちゃになる。どんどんしこうがおぼつかなくなってなにもかんあえらえらくらる。ぜんぶぜんぶどうでもいい?どうなywhdkしfjslfhふぃsjしxhしxhsぁぁjs

目が覚めたら、目が見えなかった。
何も見えなくなっていた。頭もモヤがかかったようでよくわからなかった。ただ1つわかるのは、自分の周りから熱が失せてしまったということ。自分の周りから全てが無くなったこと。
寂しくて、明るくて、辛い。
これが自由というものならばこんなものは必要ない。これが正しさならこんなものはゴミだ。
もう一度。1番の椅子に、座らなきゃ。
座って全てを、戻さなきゃ。




彼女が探している人:??人
うち行方不明者:?人
??:?人

＿あぁ。そういえば。あそこの桜。今年も綺麗なんでしょうか。また、見にいかないと。