早乙女 莉花

さおとめりか

【名前】早乙女 莉花(サオトメ リカ)
【性別】女性
【年齢】16
【性格】
「────────悲しみの淵に陥ったのなら、思い出すの。大切な人がくれた思い出を。その日々を。」


(パンケーキを、よく焼いてくれましたね。)

「立ち上がって。貴方には、まだ出来ることがあるの。まだ、失っていないのよ。だから、何度でもやり直せるの。」
 
(お姉様、立ち上がってください。貴方も、もう許されていいのです。)

「ねぇ──────私の欠片をいくつ差し出せば、あなたは帰ってきてくれる?........律。」

(..................。)




彼女は、誰に対しても優しさを持って接する。いつだって彼女は、貴方を受容し、許容する。例え世界がどれだけ貴方のことを憎もうとも、彼女は貴方を憎むことはない。しっかり者の、お姉さんだ。
貴方がもしも眠りにつきたくなったのなら、静かに子守唄を歌ってあげるだろう。
貴方がもしもお腹がすいたと言うのなら、美味しいホットケーキをやいてあげるだろう。
貴方が怪我をしたのなら、丁寧に包帯を巻いてくれるだろう。
今は亡き弟に、そうしてあげたように。


彼女は、天使みたいに優しくて。
それでいて、ガラスのように壊れやすい。
【容姿】ウェーブのかかった髪の毛がふわりとゆれる。弟に似た優しげな目つきに、黒の四角い眼鏡をかけている。髪と瞳の色は黄色。赤いラインの入った黒のセーラー服を着ている。


それから。彼女の太ももから下の脚部は、欠如している。普段は車椅子にのって生活している。足のない部分は、毛布などで覆い隠していることが多い。
『お姉様はっっっぅ!!!!お胸が、たわわだ!!!!!』
【生命】7【理性】16
【特徴】
【高嶺の花】理性-1
『お姉様は!!!!この世のどんな可憐な花よりも美しい!!!!』
【脆弱な糧】理性+3 体力-3   
『お姉様は少しばかり体を壊しやすい。丁寧に接しろ愚図共。』
【贖罪の鎖】理性+4
『お姉様、もういいのです。もう、いいですから。毎朝、俺の仏壇に祈るのはやめてください。』
【理想の鎖】理性+5 生命+5
『お姉様は、お優しいのだ。何人たりとも、お姉様の前で死ぬことは許さん。絶対にだ!!!分かったな!?!?』

【能力】ビューティフル・ネーム
『Dear, My Brother』
【備考】
彼女には、弟がいて。
昔白血病患者だった彼女は、幼いころこそ仲がよかったものの、治療の辛さに耐えきれずに弟に辛く当たってしまっていたの。
ある日彼女は、ぶっきらぼうな弟の態度に「なら貴方が病気にかかればいい」と暴言を吐いてしまいました。
そして、骨髄移植手術を受ければ病気が完治する、というところまで来たとき。ドナーが、見つからりませんでした。
薬の副作用で地獄のような日々を送る彼女の精神は、限界を迎えつつありました。
そこで、とある少年がドナーとして名乗り出ます。
少年は、彼女に会いに来ました。
驚きのあまり立ち尽くす彼女に、少年は言いました。
「お姉様、愛しています」

手術は失敗。
彼女に骨髄を移植することはできたものの、事故により少年はなくなってしまいました。

ビューティフル・ネーム

№050_自責

【発現条件】
このヴィジョンは自らのせいで大事な物を失ってしなった者を宿主として宿る。
【基本性能】
このヴィジョンは”君が失ったモノ”と瓜二つの女性である。その皮膚は人間を真似て作られた様な違和感のある機械的な感触がするだろう。体温はほぼ無いに等しい。感情は希薄だが微かな自我を持ち言語活動を行う。物理干渉は可能であり、万人に視認できる。
【特殊能力】
このヴィジョンの能力は”やり直し”である。自分が関わった過去の出来事に関して、24時間以内ならば”やり直し”てしまう事が出来る。ただし、やり直したとしても宿主という人間でも獲得できる程度の結果にしか治せず、直した際には自身の身体の部位を失う事となる。
なお、このヴィジョンは宿主が代償として失った部位と同じ部位に人間の様な体温と違和感のない感触が宿る。もしも、君がその脳を差し出したとしたら…?

THE BACK HORN「美しい名前<ライター編>」MUSIC VIDEO
2021/3/9
2021/5/20