Lie-10

ライト

テルミ校長が古いツテで量産させた文明的な兵器。
その外見は小さなランタンそのものであり、フォルム自体は時代錯誤も甚だしい原始的な物だが、テルミ校長のセンスと好みによってこのような姿に改良(?)された。

見ての通り心許ない照明として使う事も可能だろう。まだスマートフォンのライトの方が心強いが、そのフォルムと兵器名に反してこの兵器の本領はそこではないのだ。

この兵器の窓部分には橙色の特殊ガラスが使用されており、中の光源が橙に見えるのはそのためである。本来、この光源は活性化したゼル粒子を用いて居り、ガラスの中では青白い灯火が淡く輝いている。ゼル粒子の微細な動きまで捉える特殊な半導体を用いて作り出されたこの兵器は周囲のゼルプストを介した存在に強く反応し……………えー…

つまり、この"ランタン"は能力者やヴィジョンや強い力を持った亜人に反応し、持ち主へ能力や亜人の特殊な身体能力が使用されるとき、いち早く発光して知らせてくれるという事だ。

2021/4/19