鬼灯学園の白昼夢

テルミ校長が古いツテで量産させた文明的な兵器。
その外見はちょっと近未来的な缶ジュースの様な物だ。職務質問を受けた時もエナジードリンクですと答えれば何の問題も無さそうだ。実際、テルミ校長から提供された兵器は殆どが非殺傷用であり、法律の穴を上手く掻い潜ったものが多いため、平和的かつ有効なものが多い。

その名の通り、衝撃手榴弾である。
破片手榴弾云われるいわゆるフラググレネードが鋼鉄製の破片を飛び散らせてそれによって殺傷を行うのに対して数ｍ程度に衝撃を放つ事によって射程範囲内の者の脳を揺らし気絶させる為の兵器であり、予期しない広い範囲への影響も無く、市街地での戦闘にはかなり有用である。また、ラプラス-オリジン通称メアと同じ周波数の衝撃波を放つ為、ゼル粒子に介入する事も可能で、………

つまり、起爆した場所から半径5ｍ程度に渡って生物を気絶させ、さらにヴィジョンも一時的に掻き消す事ができるというすぐれものである。