Eamilia

エアミリア

テルミ校長が古いツテで生産させた文明的な兵器。
その外見は魔法の杖の様で、先端にゼル粒子の結晶を冠している。兵器型に配布された兵器の中で唯一テルミが「その覚悟がある者にだけ使って欲しい」と釘を刺した兵器。きっと君達生徒にはその意味が理解できないだろう。それは極めて個人的で、自己満足の懺悔の杖である。

持ち主がその時に強く抱いている感情によって効果が変わる。
『怒』その怒りを強くこの兵器に込め続ける事で発動する。怒りのピークは想像よりも早く過ぎる、1ロル間怒りを保ち続けられたのなら、この杖は対象の身体能力とヴィジョンの威力を約2倍にまで増幅してくれる。
『恐』本能的な恐怖に震えている君が強く願えばその杖は君の周囲に空飛ぶ山羊の幻影を生み出してくれる。君に向いた攻撃を1度だけその山羊が受け止めてくれる。
『無』特に該当する感情が無い場合、この杖は飛行能力を有する。持ち主ともう一人くらいを乗せて空を飛ぶくらいはできるだろう。
『絆』目の前で何かを失いそうなとき、また誰かの大事なものが失われそうなときにそれを強く拒絶する事で、恐ろしい山羊頭の悪魔がその運命を捻じ曲げてくれる。ロスト回避の代償は使用者の残りの寿命の半分だ。

2021/4/19