概要

世界観とか

人の脳の周波数に反応し超常現象を発現させる謎の物質、『ゼル粒子』
普段は微量ながら空気中を漂っているそれは、場所によっては濃度の高いところもあるらしい。

この物語の主人公である君達はその粒子が体に染みつき、『夢を具現化できる』様になってしまった学生だ。

人々はそんな具現化された願望を『白昼夢(ヴィジョン)』と呼んだ。

これは、そんな夢と現の間で揺れる善と悪の物語…の、

裏側のおはなし。

舞台

ちょっとした説明

【現代日本】
 主人公である君達は現代日本とほぼ変わらない世界で生活している。歴史によればゼル粒子の影響によって一度人類が滅びかけたという逸話もあるが、今ではすっかり復興しプレイヤーの君達が暮らす現実世界と全く変わらない様子を見せている。ふたつ違うところがあるとしたら能力者が認知され法的に整備されているという点と、異世界から突如現れた亜人が存在して居る事である。
【亜人との共存】
 主人公である君達を含め、この街の住民の3割は亜人と呼ばれる人ならざるものであり、法的にも保護措置を取りながら共存しており、認識的には現代で云う「肌の色が違う人種」と似た様な感覚である。
【学校生活】
 主人公である君達は【鬼灯学園】という学園に保護されている。能力が使える”適合者”は精神が過敏で不安定な未成年が特に多いらしく、君達は捜査、戦闘、能力制御などの適合試験に合格した者達である。ただし、この学園は非政府組織である。この【鬼灯学園】は『“対粒子部隊の基地”と“危険適合者の収容施設”として機能している桜草学園』を模倣して作られた偽物だ。大衆正義たる桜草学園の生徒達が世界を揺るがす大きな事件を解決している裏で、出来損ないの君達は誰にも讃えられない、誰の眼にも止まらない、ほんの些細な活躍をするだけだ。君達はただ、風に飛ばされた風船を子供の元へと返すだけ、ただそれだけで良い。
 入室のパスワードは【0509】
【粒子活性剤】
 主人公である君達は“適合者予備軍”であり、殆どの場合能力が使える。本来の適合者は炎を扱ったり、瞬間移動したり、様々な能力を開花させるのだが、君達は”予備軍”だ。人工的に作り出された粒子活性剤"ブースター"を投与された事により、一時的に能力を開花させているに過ぎない。それが定着し君だけの力に成るか、はたまた定着せずに力を失うか…それは君達がブースターの稼働期間中にとある条件を満たすか否かで決まる。
【死んだら即ロスト】
 【鬼灯学園】の生徒達を含め教師たちは政府非公認である。故にハイテク蘇生装置や、財力にモノを言わせた超絶装備なんかも無い。気合と根性を死ぬ気で振り絞らせて訓練する以外に「より強くより優秀により人の役に立てる人間になる」という方法は無いのである。

ホオズキの此処が良い!

①チートキャラが未然に防がれている
特徴というシステムによってそのキャラに出来る事を箇条書きにしているので「何でもできます!万能です!」というキャラがそもそも作れなくなっている。チート野郎に悩まされて来た人達もこれである程度心休まる筈!

②異能力の整合性と自由度が高い
能力は管理人が用意している中から選んでいただくのでそもそもチート能力が在り得ない上に、能力被りも殆どない。能力何ににしよう…と悩んだ挙句結果として参入のタイミングを逃した事のある方はいっそダイスを振っても良いかもしれない。

③エモいキャラを生み出しやすい
能力に付属してそのキャラの持っている一番強い感情が決定するので、何気なく作ったキャラクターでもしっかり人間味のあるキャラクターになる。更に能力毎に行動指標があるので何をすればいいか分からないという事が減る筈!

④馴染みやすさと独創性!
現代学園能力モノというのは使い古された何処にでもある世界観であり、学校を舞台にする事で殆どの人が想像しやすい世界観となっている。更に量産型の何処にでもあるシナリオに成らない為に、今作は「ヒーローとして
活動している学園が他に有って、自分達はそれには似ても似つかないマガイモノである」という視点なので、数ある部屋の中でもこの部屋にしかない面白さを見出せるはず!

⑤戦闘ロルが苦手でも大丈夫!
基本的に生徒達の目標は他の有力者が来るまで面白おかしく時間稼ぎをする事。君達はヒーローではないから、ギャグ調の行動で悪者を惑わせて、主役の有力者が来るまで耐えればいいだけ!戦闘はしてもしなくてもいい!だから、とりあえず自分が面白いと思ったことをしてしまえばそれでOK!